投稿者: オトスミ文庫 編集部

  • 一九八九年二月、銀行の窓口が土曜に閉まった

    銀行が土曜に閉まるには、労働時間の短縮とは別に、銀行の休日を決める政令の改正が要った。第2土曜、第3土曜と段階を踏み、毎週の土曜が休日になったのは1989年2月だった。

  • 週四十八時間から四十時間まで、十年かかった

    週40時間が労働基準法の本則に入ったのは1987年の改正だった。実際の上限は政令で46時間、44時間と刻まれ、猶予が終わって40時間がそろうまで十年かかった。

  • 法律は「週休二日」とは言っていない

    土曜が休みなのは、法律が週休二日を決めたからではない。休日の条文が求めるのは週に1日だけで、土曜を空けたのは週40時間という労働時間の割り算だった。

  • 36協定の本

    36協定とは何か、法定労働時間と法定休日、時間外労働の上限、特別条項、届出までを、労働基準法の条文と厚生労働省の資料に沿って順にたどる本。

  • 36協定の届出

    36協定の届出とは、時間外・休日労働をさせる前に、事業場ごとに結んだ36協定を所轄の労働基準監督署長へ届け出ること。窓口や郵送のほか、e-Govの電子申請でも出せる。

  • 特別条項とは

    特別条項とは、臨時的な特別の事情で限度時間の月45時間・年360時間を超えて働かせる必要がある場合に備え、36協定に付けておく定めのこと。労働基準法第36条第5項にもとづく。

  • 時間外労働の上限

    時間外労働の上限は、原則として月45時間・年360時間。労働基準法第36条に定めがあり、休日労働を含めて月100時間未満などの線も別に置かれている。

  • 法定休日とは

    法定休日とは、労働基準法第35条で使用者が与えなければならない休日のこと。毎週少なくとも1回、または4週間を通じて4日以上が原則だ。

  • 時間外労働とは

    時間外労働とは、法定労働時間の1日8時間・1週40時間を超えて働くこと。させるには36協定が前提で、割増賃金の支払いも労働基準法に定めがある。

  • 法定労働時間とは

    法定労働時間とは、労働基準法が定める働く時間の上限。休憩を除いて原則1日8時間、1週40時間で、会社が決める所定労働時間とは別のもの。