オトスミ文庫
寝る前に読める、やさしい物語と童話
洗濯でひとりになった青いくつしたの片方が、相方をさがして旅に出ます。雀や洗濯ばさみに聞いてまわり、風にとばされて公園へ着きました。
光を失くした蛍が月に今夜だけ光を貸してほしいと頼みます。借りた光は強すぎて村中が起きてしまいました。
ねずみの一家が引っ越しの荷物を、道で会う動物に預けていきます。着いてみると、預かる側になっていたのは一家のほうでした。
冬ごもりに集めた石を、数えるたびに一つ足りないかわうそ。夜のあいだに、石がひとつ川へ帰っていたのです。
雨の降らない村のかさ屋は、雨に使わない人にしか傘を売りません。そこへ旅の若者が来て、赤い柄の傘を買いたいと言いました。
森のきつねとたぬきが、どちらがよく寝ぼけるかを競いました。朝いちばんの勝負に、審判のふくろうまで巻きこまれます。
冬が来る前の森で、りすの郵便屋さんは、みんなに「ふゆじたくのお手紙」を配ってまわります。
雨あがりの朝、男の子の長ぐつが水たまりの中へぽちゃんと入りました。そこにはふしぎな国が広がっていました。
森のどんぐり学校の、年にいちどの遠足の日。小さなどんぐりの「ころん」は、道のとちゅうではぐれてしまいます。
ハロウィンの前の晩、かぼちゃ屋さんの店先で、いちばん大きなかぼちゃが泣いています。「ぼくだけ、ランタンにしてもらえない」。