年度といえば4月から、という感覚のもとを公文書と法律と統計でたどる本です。前半では、明治政府が会計年度の始まりの月を何度も変え、4月始まりに落ち着くまでのいきさつを見ます。改暦と月給の関係や、予算の繰り上げをめぐる帳尻合わせもその中に出てきます。続いて学校の新年度が4月にそろっていった流れと、会社の事業年度を定める条文を確かめます。最終章では、会社が実際にどの月で一年を締めているのかを国税庁の統計で確かめます。
- 第1章 年度の始まりは四回変わった
- 第2章 改暦で月給を二か月分払わずに済んだ
- 第3章 四月始まりは赤字の帳尻合わせだった
- 第4章 学校の四月も役所の都合から来た
- 第5章 会社の決算月は会社が決めてよい
- 第6章 三月決算の会社は五社に一社もない