オトスミ文庫
眠れない子ねこの「みけ」は、ひるねの名人・ねこ先生のところへ習いに行きます。日だまりの見つけ方をいっしょに学ぶ、やさしいお話です。
結婚記念日の夜に夫が毎年作るカレーは、少し辛すぎる。十年目、妻がついに口にした一言から、夫婦の長い秘密が明らかになる。
コンビニの夜勤で、毎晩二時に来る客。受け取られないレシートの裏に、渡辺はそっと一言を書き始める。
使われなくなったはずの海辺のポストに、毎朝一通だけ手紙が入っている。宛名のない手紙を追って、郵便局員の真琴は三つの病院を訪ねた。
眠れない夜に、無理に眠ろうとするのをやめた人たちの、小さな習慣を三つ集めました。
雨の日にだけ開く、看板のない小さなパン屋さん。しょんぼりした女の子は、半分こしたくなるパンを手にします。
古本屋のあの匂いは、何でできているのだろう。紙とインクと時間の話から、匂いで一冊を選ぶ小さな遊びまで。
池のほとりで丸くて白いものを拾った子ぎつねの「こん」。それは空の月でした。森のみんなで月を返しに行く、やさしいお話です。
引っ越しの荷造りで見つけた、持ち主の分からない合鍵。その行き先には、小さな約束が待っていた。
毎朝、時刻表より三分遅れて来るバス。運転手が毎回口にする挨拶には、わけがあった。