若い男と高齢の女が両端にいる

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いちばん多い世帯は一人暮らし 第4章

単独世帯は一般世帯でいちばん多い形でも、中身は一枚岩ではありません。第1章で見た単独世帯は2368万9千で一般世帯の41.4%あります。件数では最大でも、年齢と男女で厚みは分かれます。令和7年国勢調査では、その年齢の世帯人員に占める単独の割合が最も高いのは、男性では25〜34歳の36.1%です。女性では85歳以上の29.6%です。

同じ一人暮らしでも、若い男と高齢の女の両端に集まります。概要の見出しも、単独世帯の割合が最も高いのは男性は25〜34歳、女性は85歳以上、と書いています。

年齢を10歳階級に分け、世帯人員のうち単独の割合を男女で比べると、男性は25〜34歳が頂点です。女性は15〜24歳から65〜74歳までの各階級で男性を下回っています。75歳以上になると、女性のほうが男性より高くなります。年齢階級ごとに、単独の厚みは男女でずれます。

単独世帯の世帯人員そのものの年齢構成をみると、別の並びになります。男性の単独世帯人員では25〜34歳が19.6%で最も高いです。女性では75〜84歳が19.5%で最も高いです。こちらは単独の内側の構成比で、各年齢が単独の人員の何割かを示す数字です。先の36.1%と29.6%は、その年齢の世帯人員のうち単独が何割かを見た数字です。

指標が違うので、女性側では最も高い階級もずれます。男性では年齢別の割合でも内側の構成でも、25〜34歳がいちばん高い位置にあります。女性では年齢別の割合の頂点は85歳以上、内側の構成の頂点は75〜84歳です。両端の見出しが指すのは、年齢別の単独の割合のほうです。

65歳以上の人口で単独世帯に入る人は815万3千人です。65歳以上人口の22.6%にあたります。2020年の720万5千人、20.0%から実数も割合も上がっています。概要の見出しは、65歳以上人口のうち男性は約5人に1人、女性は約4人に1人が一人暮らし、と書いています。

男性は298万1千人で19.0%です。女性は517万1千人で25.3%です。高齢側の一人暮らしは、実数でも割合でも女性のほうが厚いです。単独の人員のうち65歳以上が占める割合は、男性24.6%、女性44.7%です。女性の単独では65歳以上が44.7%を占め、男性の単独では24.6%です。

若い側に厚い男と、高齢側に厚い女が、同じ単独の箱に入ります。一人暮らしという一語の下に、年齢の両端が並んでいます。同じ単独でも、どこが厚いかは男女で分かれます。若い男と高齢の女が両端にいる、という結果が表に出ています。

件数ではいちばん多い形でも、中身は年齢の両端に分かれます。第3章で見た平均2.10人の内側にも、この分かれ目があります。第2章の家族類型の並びと合わせると、一人という区分の厚みは若い側と高齢側の両側にあります。

次の章では、都道府県別の1世帯当たり人員を見ていきます。

参考:総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果 結果の概要」/同「結果の要約」

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