夫婦と子供は四分の一もいない

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いちばん多い世帯は一人暮らし 第2章

「ふつう」と呼ばれがちな夫婦と子供から成る世帯は、令和7年国勢調査では1331万9千世帯です。一般世帯の23.3%で、四分の一にも届きません。第1章で見た単独世帯は2368万9千で41.4%あり、件数でも割合でもこちらが大きいです。標準イメージの形は、集計の表ではすでに薄い側へ寄っています。

家族類型別の一般世帯を順に置くと、単独世帯が2368万9千で41.4%です。夫婦のみの世帯は1153万5千で20.2%です。夫婦と子供から成る世帯は1331万9千で23.3%です。ひとり親と子供から成る世帯は504万4千で8.8%です。その他の世帯は359万5千で6.3%です。

夫婦と子供は実数では夫婦のみより多いものの、割合は四分の一未満です。単独41.4%と夫婦のみ20.2%を足すと、夫婦と子供の23.3%を大きく上回ります。頭の中の標準が夫婦と子供でも、件数の厚い側は別の区分にあります。単独がいちばん上で、夫婦と子供は四分の一に届かない位置にあります。

核家族世帯は全体で2989万7千、一般世帯の52.3%です。内訳は夫婦のみ、夫婦と子供、ひとり親と子供の三つに分かれます。核家族のなかでも夫婦と子供は一部にすぎず、夫婦のみの20.2%とひとり親の8.8%が並びます。核家族という言葉を夫婦と子供だけに当てはめると、表の内訳とずれます。半数超が核家族でも、その中身は夫婦と子供だけではありません。

2020年の夫婦と子供から成る世帯の割合は25.1%でした。今回の集計では23.3%へ低下し、実数は4.8%減です。一方、単独世帯は38.0%から41.4%へ上がり、概要では12.0%増とあります。夫婦のみは20.1%から20.2%へわずかに動き、実数は2.9%増です。夫婦と子供が薄くなり、単独が厚くなる動きが並んでいます。

2010年の夫婦と子供は27.9%、2015年は26.9%、2020年は25.1%、今回は23.3%です。統計局の概要の推移表でも、この区分の割合は一貫して下がっています。単独の割合は同じ期間に32.4%から41.4%まで上がっています。薄い側と厚い側の入れ替わりは、表の上でもはっきりしています。

ふつうのイメージが夫婦と子供でも、集計ではその形は一般世帯の23.3%にとどまります。単独がいちばん多く、夫婦のみも20.2%の厚みを持ちます。少数派の語感で語られがちな単独のほうが、件数では最大です。1331万9千という実数が、夫婦と子供の位置を示しています。四分の一に届かない、という結果は例外の話ではありません。

次の章では、1世帯あたりの人員の推移を見ていきます。

参考:総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計結果 結果の概要」/同「結果の要約」

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