干支はいつから変わるのか

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干支の本 第4章

干支がいつから変わるのかは、どの区切りで年や月を数えるかによって違います。国立天文台の資料に沿うと、年の干支は元日から始まる1年に当てられています。一方で、月の干支には立春を境に数える方法もあります。

この章では、元日と立春という二つの区切りを国立天文台暦計算室の資料で見ていきます。第3章で確かめた2027年の丁未も、この区切りの話とつながります。

国立天文台暦計算室の『暦象年表』令和9年版は、冒頭で令和9年の年の干支を丁未と記しています。この年表のカレンダーは1月から12月までの暦年で組まれていて、暦年は1月1日に始まります。

つまり、暦象年表の書き方では、丁未は2027年1月1日から始まる年の干支です。同じ文には、令和9年の1月1日という日の干支が庚辰であることも書かれています。日にも干支があるので、年の干支とは分けて読む必要があります。

年賀状に新しい年の干支を書いて元日に届けるのも、この暦年の数え方に沿った使い方といえます。暦Wikiも、年賀状に申年や巳年と書く例を挙げています。カレンダーの年の表示も、ふつうは元日で切り替わります。

月の干支は少し事情が違います。暦Wikiによると、月の干支は暦月に当てる場合と節月に当てる場合があります。暦月は、暦に書かれたとおりのひと月のことです。

節月は二十四節気の節を区切りにしたひと月です。暦Wikiの節月の説明では、立春から始まる月を正月、啓蟄から始まる月を二月と数えます。

同じ説明によると、今の太陽暦では節の日付は年によってあまり動きません。節月と暦月の関係も、毎年ほぼ同じになります。

暦Wikiの干支の表では、正月の十二支はどの年も寅です。そのため、節月に当てる方法では、寅の月が立春から始まることになります。1年は12か月なので、月の干支は5年でひと回りします。

表によると、十干が丁の年の正月は壬寅です。2027年の十干は丁なので、節月で数えると立春の日から壬寅の月に入ります。

2027年の立春は2月4日です。国立天文台が発表した令和9年の暦要項に、二十四節気の一つとして載っています。暦象年表の二十四節気の表にも、同じ日付が出ています。

年の干支についても、立春で切り替えるという扱いがあります。この流儀では、立春の前日までは前の年の干支で数えます。2027年なら、1月1日から2月3日までは丙午、2月4日から丁未という数え方になります。

ただし、ここで見た国立天文台の資料が断定しているのは、暦年ごとに年の干支を載せていることと、月の干支には節月で数える方法もあることの二つです。立春で年の干支が変わるとまでは書いていません。

暦年で数えれば、元日から丁未です。立春で切り替える流儀では、2月4日から丁未になります。どちらを使うかは、使う場面の決まりによって分かれます。

干支は、年や月を数えるだけでなく、方角を表すのにも使われてきました。次の章では、十二支と方角の結びつきを見ていきます。

参考:国立天文台暦計算室『暦象年表 令和9年』/国立天文台暦計算室「令和9年(2027)暦要項 二十四節気および雑節」/国立天文台暦計算室 暦Wiki「干支」/国立天文台暦計算室 暦Wiki「節月」

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