干支の本 第3章
2027年の干支は丁未です。令和9年にあたるこの年は、十二支でいえば未年になります。この章では、国立天文台と国立国会図書館の資料をもとに、丁未の読み方と六十干支の中での位置を確かめます。
国立天文台暦計算室は、暦の計算結果を年ごとにまとめた『暦象年表』を出しています。その令和9年版のはじめの部分に、令和9年の年の干支は丁未だと記されています。
同じページには、令和9年が西暦2027年であることも書かれています。したがって、2027年の干支は丁未ということになります。丁未には「ひのとのひつじ」という読みが添えられています。
国立国会図書館の「日本の暦」には、六十干支の番号と音読み・訓読みを並べた一覧があります。この一覧で丁未は44番で、音読みは「ていび」、訓読みは「ひのとひつじ」です。
丁未の読み方は、暦象年表では「ひのとのひつじ」、国立国会図書館の一覧では「ひのとひつじ」と書かれています。間に「の」が入るかどうかの違いで、どちらも同じ丁未を指しています。この本では、暦象年表の読み方を先に挙げ、国立国会図書館の読み方も並べて書きます。
丁未は、十干の丁と十二支の未を組み合わせた干支です。第1章で見たとおり、丁は「ひのと」、未は「ひつじ」と読みます。
第2章で見たように、乙・丁・己・辛・癸の十干は、丑・卯・巳・未・酉・亥の十二支とだけ組み合わされます。丁と未はどちらもこの組に入るので、丁未は六十干支の一つになります。
2027年の一つ前、2026年の干支は丙午です。『暦象年表』の令和8年版に、令和8年の年の干支は丙午と載っています。ふりがなは「ひのえうま」です。
国立国会図書館の一覧で丙午は43番なので、丁未はそのすぐ次の干支にあたります。十干と十二支がそれぞれ一つずつ進んで、丙午から丁未に移ります。
六十干支は甲子から始まり、癸亥まで進むとまた甲子に戻ります。国立天文台の用語解説は、このように干支が60年で一回りすると説明しています。そのため、同じ丁未の年も60年ごとに巡ってきます。
2027年から60年さかのぼると1967年、60年進むと2087年です。いずれも丁未の年にあたります。暦Wikiは、年賀状に申年や巳年と書く例を挙げています。未年という呼び方も、丁未のうち十二支の部分だけを取った言い方です。
年の干支は、歴史の出来事の名前にも残っています。壬申の乱の壬申も、戊辰戦争の戊辰も、六十干支の一つです。国立国会図書館の一覧では、戊辰は5番、壬申は9番に並んでいます。
暦Wikiによると、こうした出来事が起きた年も、干支をたどれば60年の範囲で年がわかります。
まとめると、2027年の干支は丁未で、読み方は「ひのとのひつじ」または「ひのとひつじ」です。六十干支の中では44番で、2026年の丙午に続く干支にあたります。
ただ、年の干支がどの日を境に切り替わるのかは、また別の話になります。次の章では、その切り替わりの時期を見ていきます。
参考:国立天文台暦計算室『暦象年表 令和9年』/国立天文台暦計算室『暦象年表 令和8年』/国立国会図書館「日本の暦」干支①六十干支/国立天文台暦計算室「こよみ用語解説 六十干支」/国立天文台暦計算室 暦Wiki「干支」
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