坂の上の古い下宿「星見荘」で暮らす、大学生ひなたの一年の連載です。全10話で、完結しています。各話は約2分で読めます。
- 第1話 坂の上の下宿
大学入学を機に、坂の上の古い下宿「星見荘」へ引っ越してきたひなた。大家のトメさんが告げたのは、ふたつの決まりだった。 - 第2話 夜勤の看護師と冷めた味噌汁
隣の部屋に住む夜勤の看護師、凛。真夜中の台所で、ひなたは初めて彼女と話をする。 - 第3話 屋根裏の約束
トメさんが初めてひなたを屋根裏へ招く。そこにあったのは、古い望遠鏡とひとつの大切な思い出だった。 - 第4話 画家の青年と四角い空
向かいの部屋に住む無口な画家志望の青年、葉山。彼が描き続ける「四角い空」の絵には秘密があった。 - 第5話 ひなたの手紙
六月に入り、ホームシックが深まったひなたは、故郷の母に手紙を書く。 - 第6話 停電の夜
梅雨の嵐で星見荘が停電になった。暗闇の中、住人たちはひとつのテーブルを囲んで、ろうそくを灯す。 - 第7話 トメさんの秘密
七夕の夜、トメさんは初めて亡き夫の話をする。屋根裏の望遠鏡に残されていた、一冊のノートとは。 - 第8話 母が来た夏
夏休みに、ひなたの母が港町から星見荘へやって来た。母娘が並んで見上げた、八月の夜空。 - 第9話 遠まわりの進路
秋学期が始まり、ひなたは進路に迷って立ち止まる。トメさんの一言が、その背中をそっと押してくれた。 - 第10話 星見坂のいつもの夜
十月、星見荘に新しい住人が引っ越してくる。連載の最終話。