衛生管理者の本 第6章
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衛生管理者免許試験は学科試験だけで、科目は労働衛生、関係法令、労働生理の三つだ。労働安全衛生規則の別表第五が、第一種と第二種のどちらにもこの三科目を定めている。違いは範囲で、第一種は有害業務に係るものを含み、第二種は有害業務に係るものを除く。安全衛生技術試験協会が示す問題数と配点は次のとおりだ。
- 第一種 労働衛生(有害業務に係るもの)10問80点
- 第一種 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)7問70点
- 第一種 関係法令(有害業務に係るもの)10問80点
- 第一種 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)7問70点
- 第一種 労働生理 10問100点
- 第二種 労働衛生(有害業務に係るものを除く。)10問100点
- 第二種 関係法令(有害業務に係るものを除く。)10問100点
- 第二種 労働生理 10問100点
試験時間はどちらも13時30分から16時30分までの3時間だ。合格基準について協会は、「科目ごと(第一種衛生管理者試験の科目のうち範囲が分かれているものについては範囲ごと)の得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上であること」としている。満点は第一種が44問で400点、第二種が30問で300点になる。合計の60%は、第一種なら240点、第二種なら180点にあたる。第一種では労働衛生と関係法令が有害業務とそれ以外に分かれているので、五つの範囲それぞれで40%以上が要る。結果は本人あての通知書で届き、合格なら「免許試験合格通知書」になる。電話などでの結果の照会には応じないと協会は書いている。協会の統計によると、令和7年度の第一種は受験者66,401人、合格者31,046人で合格率46.8%だった。第二種は受験者40,653人、合格者19,796人で48.7%だった。
科目の免除もある。船員法による衛生管理者適任証書の交付を受け、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験がある人は、労働生理が免除になる。受験申請書のB欄で学科の「一部免除」を丸で囲み、(労働生理)と書く。免除を受ける人の試験時間は2時間15分で、終わりは15時45分だ。もう一つが、第二種の免許を持つ人が第一種を受ける特例だ。規則の別表第五も、第二種の免許を受けた者を第一種の試験科目の免除を受けられる者に挙げている。協会の案内では、特例で受けるのは労働衛生と関係法令の有害業務に係るものに限った範囲で、それぞれ10問80点、時間は2時間だ。申請書のA欄の上に「特例」と赤字で書き、第二種の免許証の写しを添える。
参考:第一種・第二種衛生管理者の紹介|安全衛生技術試験協会/統計(令和7年度)|安全衛生技術試験協会/労働安全衛生規則|e-Gov法令検索
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