1906年(明治39年)3月、上野公園に帝国図書館が開館した。「東洋一の図書館建築」と謳われた建物は、3期に分けて建てるはずだった計画の4分の1だった。前身は1872年に湯島聖堂の中に開かれた書籍館で、名前と場所を変えながら上野にたどり着いている。1929年の増築でも当初の計画の3分の1にとどまり、戦後は国立国会図書館の支部になった。完成しなかった建物がその後どう使われたのかを、国立国会図書館の小史や国際子ども図書館の建物の歴史、展示資料の文言をもとに書いた。人物の逸話や作った会話は入れていない。
- 第1章 帝国図書館は、計画の四分の一で開館した
- 第2章 その前に、湯島の書籍館があった
- 第3章 増築しても、三分の一だった
- 第4章 帝国図書館は、国立国会図書館の支部になった
- 第5章 古い建物は、子どものための図書館になった
- 第6章 百九年後、中庭ができた
関連する本:国立国会図書館の本
参考:国立国会図書館「国立国会図書館小史」/国際子ども図書館「帝国図書館の歴史」/国際子ども図書館「国際子ども図書館の歴史」