国立国会図書館とは

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国立国会図書館の本 第1章

『国立国会図書館の本』の目次:国立国会図書館の本

国立国会図書館とは、国会に属する唯一の国立の図書館だ。国立国会図書館(NDL)は自らをそう説明し、国会法第130条の規定に基づき、国立国会図書館法によって設置されているとしている。第130条は「議員の調査研究に資するため、別に定める法律により、国会に国立国会図書館を置く。」と定める。その「別に定める法律」が、1948年2月9日に公布された国立国会図書館法だ。

何をする図書館かは、法律の第2条に書いてある。

「国立国会図書館は、図書及びその他の図書館資料を蒐集し、国会議員の職務の遂行に資するとともに、行政及び司法の各部門に対し、更に日本国民に対し、この法律に規定する図書館奉仕を提供することを目的とする。」

相手は三方向ある。最初が国会議員、次が行政と司法の各部門、最後が日本国民だ。NDLの「使命・役割」のページは、基本的な役割を四つにまとめている。

  1. 国会活動の補佐
  2. 資料・情報の収集・整理・保存
  3. 情報資源の利用提供
  4. 各種機関との連携協力

国会向けには、議員からの依頼に基づく調査や、国政課題の調査研究を行う。行政と司法に向けては、各府省庁と最高裁判所に置かれた支部図書館に、資料の貸出しや複写、レファレンスのサービスをしている。

法律の本文の前には前文がある。

「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立つて、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。」

NDLはこの前文を使命として掲げている。「使命・役割」のページによると、東京本館のホールには前文の一部「真理がわれらを自由にする」という言葉が刻まれている。日本国憲法制定時の憲法担当国務大臣でもあった、初代館長金森徳次郎の筆跡だという。

NDLの沿革のページは、源流を二つ挙げている。1890年に開設された貴族院と衆議院の図書館と、1872年に設立され、文部省に属していた帝国図書館(創立時は「書籍館」)だ。二つの蔵書のほとんどがNDLに引き継がれた。開館は1948年6月で、仮庁舎は赤坂離宮だった。1961年には永田町に現庁舎の第一期工事が竣工し、支部上野図書館(旧帝国図書館)などの資料を統合した。

いま利用者が訪ねられる施設は三つある。東京の永田町にある東京本館、京都府相楽郡精華町の関西館、東京の上野にある国際子ども図書館だ。法律の上では、関西館は第16条の2で「中央の図書館に、関西館を置く」とされている。国際子ども図書館は第22条で、おおむね18歳以下の人が主な利用者として想定される資料についてのサービスを、国際的な連携の下に行う支部図書館と位置づけられている。

NDLには、国内で発行された出版物が集まる仕組みがある。出版者に、発行した出版物をNDLへ納めることを義務づけた納本制度だ。納める義務の中身は、国立国会図書館法の第24条から第25条に書かれている。

NDLの組織や沿革、建物の詳しい情報は、公式サイトの「国立国会図書館について」のページにまとまっている。

参考:国立国会図書館「国立国会図書館について」/国立国会図書館「使命・役割」/国立国会図書館「沿革」/e-Gov法令検索「国立国会図書館法」

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