短編小説・物語・読みものを集めた、小さな書店のようなサイトです。電車の中や寝る前の数分で、読み終えられる作品を並べています。
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連載小説は 星見坂の下宿 第1話 から(目次はこちら・全10話で完結)。謎解きなら 落とし物係の八重子さん(全4話・完結)、一話完結なら 忘れ物の傘 がおすすめです。
新着の作品
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冷蔵庫の奥の調味料を数えた夜
賞味期限の切れた瓶が、冷蔵庫の奥から何本も出てきた。使いかけの理由を並べたら、あの頃の私が見えてきた。
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返却ポストの十二冊
毎週月曜、返却ポストに同じ本が届く。貸出記録には誰の名前もない。新人司書の私は、十二冊目を手に取った。
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最後の一駅を歩く
終電を逃した夜に、恋人と最寄りの一つ手前の駅から家まで歩くことになった。大阪の話は、まだ誰の口からも出ていない。
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回覧板の最後の一文
十二軒分の印鑑欄のうち、読んでいるのは私だけだった。三年目の班長が、回覧板の末尾に一文を足してみた。
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前の住人宛の留守電
築古マンションの固定電話に、前の住人宛の留守電が毎週木曜に入る。理由は見つかったのに、時刻だけが合わない。
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寝る前に読む短い話 気分と時間で選ぶ13本
寝る前に3分前後で読める短い話を、気分別に13本えらびました。笑いたい夜にも、読み聞かせにも使えます。
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二十三時の足音
毎晩二十三時きっかりに、上の階から七歩だけ足音がする。気になって調べ始めた私は、郵便受けの中で答えの端を見つけた。
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隣の別れ話
日曜の午後、カフェで本を読んでいたら、隣の席で別れ話が始まった。聞くつもりはなかったのに、口を挟んでしまった。
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夢の配達員
配達員のミナトは、眠れない女の枕もとで、受け取り手のいない夢を抱えて立ちつくす。規則では、夜明け前に返すはずの包みだった。
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きつねとたぬきのねぼけくらべ
森のきつねとたぬきが、どちらがよく寝ぼけるかを競いました。朝いちばんの勝負に、審判のふくろうまで巻きこまれます。
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完璧な言い訳
遅刻の言い訳が見事すぎて誰も反論できない岡部が、初めて本当の理由で遅れた。あまりに突飛で、誰ひとり信じなかった。
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終点の駅員
終点で毎晩ひとり眠り続ける乗客を、駅員の三浦は起こして降ろしている。ある夜、その客が降りたくない理由を口にした。