落とし物係の八重子さん 目次

商店街の端にある「落とし物預かり所」で、七十二歳の八重子さんと高校生のこずえが、持ち主のいない落とし物の持ち主を探す連作です。毎話ひとつの小さな謎があって、手がかりは本文にそろっています。全4話で、完結しています。

第1話から読む

  1. 第1話 片方だけの手袋
    バス停で拾った、ひもが片方だけ切られた手袋。持ち主を探す八重子さんの推理は、勘から始まる。
  2. 第2話 三百円の傘
    預かり所に傘が二本。どちらも黒い長傘。「自分のだ」と言う男の人は、傘の中を見ようとしなかった。
  3. 第3話 百円玉の朝
    鍵のかかった預かり所のカウンターに、毎朝、百円玉が置かれている。置いていく人は何かを返しているのだ。
  4. 第4話 八重子さんの落とし物
    行きつけの和菓子屋が閉店する。落ち込む八重子さんと、棚の奥の古いノート。連載の最終話。